こんにちわ、あひるです🐤
研修を受けたときは満足感があっても、翌日には日常に戻り、学びを忘れてしまった経験はありませんか?
事務局としては、そんな研修にはしたくないものです。
では、「良い研修」とは何でしょう?
どのように評価すれば、良い研修と言えるのでしょうか?
今回は、「研修評価」の教科書をもとに、研修の評価方法や成功のポイントをギュッとまとめて解説します!
この記事が役立つ人
- 研修の設計・運営をする人
- これから研修を受ける人(研修の目的をより深く理解できます)
「研修評価」の教科書:内容紹介
研修の評価で悩むのはもう終わり!
「数字」と「物語」を使った実践的な研修評価の方法論を解説した一冊です。人材開発や組織開発の現場で活躍する著者陣が、研修効果を最大化し、経営や現場にインパクトを与える手法を紹介しています。研修担当者必読の本です!
個人評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(満点)
重要なポイント
1. 研修のゴールは「行動」
研修の目的は「学び」や「成長」ではなく、経営や現場にインパクトを与える「行動変容」にあります。
その場限りの満足感に終わらず、具体的な行動を促し、成果につなげる研修が求められます。
2. 行動変容を導くための研修評価
研修が「行動」に結びついているかを明確にし、成果に繋がる指標を設定しましょう。以下は著者考案の3つの評価コースです。
研修評価コース
- ミニマムコース
- 研修直後のアンケート+翌日のリマインドメール
- リマインドメールで行動変容を促す
- スタンダードコース
- ミニマムコース+3~6か月後の簡易アンケート
- 簡易アンケートで行動変容を定量的に確認
- プレミアムコース
- スタンダードコース+「生声ヒアリング」
- 行動変容に繋がった受講者へのインタビューを実施
3. 名言:「行動」がROIを生む
ロバート・ブリンカーホフはこう述べています。
「研修のROIに見合うのは、実際に現場で研修内容を使った受講者の数と割合である」
ROI(投資利益率)は、「研修にかけたコストが、どれだけの利益を生んだか」を示します。
つまり、行動に移した受講者の数・割合こそが、研修の効果を測る鍵だということです。
感想・学んだこと
研修設計と評価を担当する私にとって、この本はまさに「ドンピシャ」でした。学びを「行動」に移せる3つの評価コースが提案されており、非常に実践的な内容です。
成果を生むのは「行動」だけ。私自身もこの本で得た知識を早速実践し、行動に繋げていきたいと思います!
以上が、「研修評価」の教科書から学んだポイントの概要です。
リマインドメールの中身や具体的なアンケートの質問内容など、実践に役立つ詳細は本書で詳しく解説されています。
ぜひ本を手に取って、良い研修の評価方法を深く学んでみてください!