資産運用 銘柄分析

AIが指値まで自動計算!ポートフォリオ全自動管理

こんにちは、あひるです🐤

突然ですが、毎月の「保有株チェック」って、どのくらい時間かけていますか?

私は正直、億劫でした。各銘柄を1つずつ調べて、財務を確認して、チャートを見て……気づけば2〜3時間経過。しかも「今月はもういいや」と省略した月に限って、見逃しがあったりする。そんな繰り返しでした。

そこで、Claude Code(AI)を使って保有株の分析を完全自動化するシステムを構築しました。 今回はその仕組みを丸ごとご紹介します。

それでは、Let's go 🚀


このシステムが解決する「3つの悩み」

  • 悩み①「毎月の点検が面倒で後回しになる」→ MoneyForwardと連携して保有株・損益を自動取得。ボタン1つで全銘柄の分析がスタートします。
  • 悩み②「保有継続か売りかの判断基準がブレる」→ リベ大式8指標スコアリング+テクニカル分析で判断基準を明文化。毎回同じロジックで一貫した評価をします。
  • 悩み③「買い増しの指値をいくらにすればいいかわからない」→ SMA200・RSI・取得価格から指値・逆指値を自動計算。「何円で注文するか」まで答えが出ます。
悩める人

実際にどんな結果が出てくるの?

以下テーブルが自動で出力されます!「推奨」から「具体的な指値」まで全部並んで出てくるので、あとは注文画面を開くだけの状態になりますよ🐤

あひる

【日本株】実際の出力イメージ(ダミーデータ)

以下は実際の出力を再現したサンプルです。保有銘柄ごとに推奨・スコア・具体的な注文価格まで自動生成されます。

企業名推奨8指標
スコア
損益配当
利回り
買い増し
指値
損切り
逆指値
A商社★ 買い増し推奨7/8+45%3.8%¥2,450¥1,800
B保険◎ 保有継続6/8+280%2.9%¥5,600¥1,200
C通信◎ 保有継続6/8+35%3.5%¥3,100¥980
D建機△ 様子見3/8+120%2.7%¥5,200¥1,750
E銀行△ 様子見4/8−4%4.1%¥250¥200
F繊維✕ 売り検討2/8+22%4.9%¥6,200

推奨の横には「根拠」の列も自動生成されます。たとえばこんな文章が出てきます。

(★ 買い増し推奨の場合)財務スコアが8点中7点と高く、企業の稼ぐ力・財務安定性は堅実です。さらにRSI=38と「売られ過ぎ水準(40以下)」まで株価が下落しています。RSIが40を下回るとは、短期的に売り圧力が行き過ぎた状態を示し、反発しやすいタイミングです。財務が良好なのに価格が下がっているのは絶好の押し目買い機会です。


日本株の判断ロジック:「何点か」と「今が買い時か」の2段階

日本株の分析は2段階で行っています。

  1. 財務スコアリング(8点満点): リベラルアーツ大学式の高配当株チェックリストをコードに落とし込み、売上高・EPS・営業利益率・自己資本比率・営業CF・現金等・配当・配当性向の8指標を自動採点します。減配シグナル(配当性向100%超・CF悪化など)が複数重なると「売り検討」に自動分類。財務の健全性が崩れたタイミングを見逃しません。
  2. テクニカル×アナリスト評価でタイミングを判定: RSIが40以下(売られ過ぎ水準)かつ財務スコアが高い銘柄は「★ 買い増し推奨」として浮かび上がります。買い増し指値は「SMA200と現在価格−5%の低い方」を自動計算し、損切り逆指値は「取得価格−20%」で設定。感情に左右されず、ルールベースで注文価格が算出されます。

【米国株】実際の出力イメージ(ダミーデータ)

米国株は「なぜ持っているか」の目的によって戦略が自動的に変わります。出力サンプルはこちらです。

銘柄戦略推奨損益アドバイス
高配当ETF長期保有◎ 買い増し検討(RSI底値圏)+28%買い増し目安: $43.5 | 損切り: $28.5(取得価格−20%)
大手テック含み益:利益最大化△ 高値圏まで待機+52%売り目標: $498(52週高値) | 利益保護ストップ: $215
娯楽・映像含み損:回復見込み(保有継続)◎ 保有継続(1年内回復見込み強)−15%回復目標: $108 | 損切りライン: $80(取得価格−30%)
超長期国債ETF金利感応型△ ホールド様子見−28%損益分岐: 30Y利回り3.24%まで低下が必要 | 損切り: $58

注目してほしいのが「娯楽・映像」の行です。含み損が出ているにもかかわらず「保有継続」推奨になっています。これが次のセクションで説明する「1年内回復可能性評価」の結果です。


米国株のポイント:含み損でも「すぐ売り」にしない理由

含み損が出ると「早く損切りしなければ」と焦りがちです。でも実際には、ファンダメンタルが良好でアナリスト評価も強く、モメンタムが回復しつつある銘柄を底値で売却してしまうことが最大のミスです。

このシステムでは、含み損銘柄に対してまず「1年内に回復できるか」を以下の5軸でスコアリングします。

評価軸回復見込みが高い条件
損失の深さ−40%未満(深すぎる損失はペナルティ)
モメンタム直近1ヶ月・3ヶ月の騰落率がプラス転換
テクニカルTradingView総合スコアがポジティブ
RSI水準40〜60台(底値圏から回復途上)
アナリスト評価買い推奨の比率が60%超

スコアが高ければ「含み損:回復見込み(保有継続)」、低ければ「含み損:損失最小化タイミング」に自動分類。反発局面を使った最良の撤退タイミングを提案します。


債券ETFには金利分析専用ロジックを用意した

超長期米国債ETFのような債券ETFは、株式と根本的に異なる動き方をします。RSI・モメンタム・アナリスト評価で判断しても意味がなく、「金利が何%動いたら価格はどうなるか」という視点が必須です。

実効デュレーション約24年のETFの場合、価格変化のシミュレーションはこうなります。

30Y利回り変化価格変化率推定価格(例)購入価格比損益
−1.5%pt 低下+36%$87.2−3%(ほぼ回復)
−1.0%pt 低下+24%$79.5−11%
−0.5%pt 低下+12%$71.8−20%
現状維持0%$64.1−29%
+0.5%pt 上昇−12%$56.4−37%
+1.0%pt 上昇−24%$48.7−46%

このテーブルが自動生成されるだけでも「あと何%金利が下がれば損益分岐か」が一目瞭然になります。さらにシステムはFREDの公開データ(CPI・FF金利・失業率)とイールドカーブを9点満点でスコアリングし、買い増し・ホールド・損切り検討を自動で判定します。


🎯 まとめ:「仕組みを作る」ことが最大のリターン

投資の世界では「良い銘柄を見つけること」より「良い判断ルールを持ち続けること」の方が難しいと実感しています。このシステムを作ってから、月次レビューが苦痛ではなくなりました。

まとめ

  ・MoneyForwardと連携した全自動データ収集で、毎月の手作業ゼロを実現。保有株が増えても分析コストはほぼ変わらない。

  ・「保有継続/買い増し/売り検討」だけでなく、具体的な指値・逆指値価格まで自動計算。 感情に左右されず、ルールベースで注文を入れられる。

  ・日本株・米国株・債券ETFそれぞれに最適化されたロジック。 特に「含み損の回復可能性評価」と「金利感応度分析」は、感覚だけでは気づけないシグナルをデータで捉えられる。

⚠️ 免責事項:本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。


編集後記:Claude Codeで「投資の仕組み化」が現実になった

今回ご紹介したシステムは、Claude Code(AI)を使って設計・実装しました。

「こういう分析がしたい」という要件を伝えると、MoneyForwardへのログインから TradingView API の呼び出し、IRバンクのデータ取得、スコアリングロジックの実装、Google Sheetsへの書き込みまで、必要なコードを一緒に作り上げてくれます。「やりたいこと」を言語化できれば、こういう本格的な自動化ツールを自分で持てる時代になりました。

データは嘘をつきません。感情に左右されない仕組みを作って、一緒に資産形成を楽しみましょう!

今後もシステムの活用事例を発信していきますので、お楽しみに!

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