何となく聞いたことがあるけれど、
良く知らない単語ってあると思います。
今回はそんなIPO、SPACについて簡単にご紹介したいと思います。
最初にそれぞれのイメージを例えるのであれば、
IPO投資とは
発売日前のゲームを購入することが出来、そのゲームを発売日に売る事が出来ること
購入価格＜発売日の価格 であれば勝ち
SPAC投資とは
大学に裏口入学してきた人に対し、単位を落とさず好成績を維持できるか？について賭けること
入学チャンスがなかった天才か、バカかの賭け
それでは、Let's go!!
1. IPOについて
IPOとは？
＜出典：man@bowより＞
Initial Public Offering の頭文字をとっており、
Initial = 最初の
Public = 公開の
Offering = 売り物
株式公開のことになります。
つまり、上場していない未公開の株式（会社の創業者が保有）を証券取引所で自由に売買できるようにすることをIPOと呼んでいます。
IPOのメリット
会社のブランド価値向上など色々理由があると思いますが、一番は創業者の利益だと思います。
未公開株の株式が１株１０円とした場合、
上場して１株１，０００円になれば資産は１００倍です！
創業者としては、上場するか大手に買収されるかで資産を拡大することができます。
ちなみに上場の大変さは『マネーの拳』（著者はドラゴン桜の著者でもある三田紀房氏）で知りました。
起業から上場、そしてその後の会社の流れを分かりやすく漫画で知れるのでおススメです。
IPO投資とは？
先ほどのイメージをより現実化させてみます。
＂「公開価格」で買い「初値」で売る＂投資スタイルです。
順を追って説明していきま～す。
step
1創業者が１株１０円の自社株を証券会社に１，０００円で売ります（引受価額）
step
2証券会社が１株１，１００円で売りに出します（公開価格）
この株価で購入できるかは抽選になります。
一般的にその当選確率は小型IPO：１％弱、大型IPO：５～１０％程度となります。
step
3自分は１株１，１００円で買い、１，３００円で売ります（初値）
その時に初値 ＞ 公開価格になれば勝ち、逆は負けになります。
勝率は高いのですが、当選確率は低いので地道に応募するしかないですね。
ポイント
発売日前のゲームを買えるかは運、高く売れるかも運が絡んでくる
2. SPACについて
SPACとは？
Special Purpose Acquisition Company の頭文字をとっており、
Special = 特別な
Purpose = 目的
Acquisition = 買収
Company = 会社
買収を目的に設立された会社のことです。
事業の実態がない、つまりカラッボの会社なので「空箱」とも呼ばれています。
それを理解するために、まずは全体の流れを説明します。
SPACの流れ
＜出典：いろはに投資より＞
- 創設者がSPACを立ち上げる
- 投資家から資金を集めて上場する
- 買収する企業を探し、買収、合併する
- 事業営む被買収企業が存続会社となる
SPACのメリット
被買収会社
・IPOの審査をスルーできる（裏口上場と呼ばれている）
・資金調達が出来る
個人投資家
・未公開の株式に少額で投資できる
一般人が未公開株を購入するチャンスはゼロですからね。
未公開株を買えると言われたら、１００％詐欺だと思ってくださいｗ
SPACのデメリット
個人投資家がメインになりますが、
IPOの審査をスルーしているため、経営不振などの爆弾を抱えている可能性があります。
爆弾が公になった瞬間に株価は大暴落することもありますので、
かなりリスキーな投資になります。
ポイント
入学試験を受けていない裏口入学者は頭が伴っていない可能性が充分にある
3. 投資方針
個人的にはIPO投資は応募だけはしてみようかと思っています。
そこに大きな時間を割く予定はありませんが、リスクは高くない投資法だと思いますので何事も経験ということで。
SPACについては、＄SPCE (Virgin Galactic Holdings Inc) の株を少量買ってみました。
宇宙関連株なので将来を見越した投資です。
このような面白そうな銘柄があるのもSPACのメリットかなと思っています。
リスクは距離感だと思いますので、リスクリスクと頭でっかちにならず、
適度な距離感をもって付き合っていけば良いかと思います。
それでわ。