子育て 資産運用

子どもの教育費は1,000万円⁉︎

今回は『手取り20万円子育て家族の貯金の教科書』という本を紹介します。

この本では保険の事やお金についての教育の仕方など大変参考になる内容が書かれていますが、

その中の教育費について私なりにまとめてみました。

細かな内容は本書での確認をお願いします🐤

 

教育費について、最初に結論を言うと以下になります。

✅ 教育費1,000万円は一気に必要な費用ではない

✅ イニシャルコスト(最初にかかる費用)とランニングコスト(在学中にかかる費用)に分けられる

✅ 特に大学でのイニシャルコストとして300万円準備しておく(児童手当を充てると自助努力18年間で168万円)

 

この内容についての説明と最後にわが家の場合についても紹介したいと思います。

Let’s start!

1. 幼稚園〜大学卒業までに必要な費用

幼稚園〜高校卒業までは、ざっくり500〜800万円かかります。

※全て私立の場合は除きます

 

そして、大学の費用は…

国公立大学4年間:最低でも260万円

私立大学4年間:540万円

そうなると、幼稚園〜大学卒業まで1番安くておよそ800万円‼️

途中に私立に通う可能を考えると、

ポイント

教育費1,000万円は本当だった。

 

悩める人
無理〜。

そんなお金すぐに用意できませ〜ん。

 

しかし、1,000万円は一気に必要となる費用ではありません。

 

悩める人
どういうこと⁇

 

2. 2種類のコスト

教育費には大まかなに2種類のコストに分ける事ができます。

イニシャルコスト

最初にまとめてかかるお金

入学費、制服代、大学だと前期分の授業料など…

ランニングコスト

在学中に継続的にかかるお金

給食費、各種行事費、授業料など…

つまり、1,000万円は一気に必要な費用ではなく、

イニシャルコストとランニングコストに細分化する事が出来ます。

 

3. イニシャルコストについて

それでは、イニシャルコストについて詳しく見ていきましょう。

モデルケースとして、以下を考えます。

 

私立幼稚園 → 公立小中学校 → 高校受験 → 公立高校 → 大学受験

 

このモデルケースのイニシャルコストは約60万円になります。

 

ここで登場するのが、児童手当になります。

メモ

児童手当は全ての親御さんが受け取れるお金です(個人での申請必要)

3歳未満は 15,000円/月

3歳〜中学卒業まで 10,000円/月

※世帯所得が制限を超えると一律 5,000円

 

児童手当を0歳〜15歳までを積み上げると、総額198万円になります!

この児童手当総額から先ほどのイニシャルコストを差し引くと…138万円になります。

(= 児童手当総額 198万円 −  幼稚園〜大学受験までのイニシャルコスト 60万円)

つまり、

幼稚園〜大学受験までのイニシャルコストは児童手当で賄える事になります。

 

悩める人
大学受験までは何とかなりそうだけど、

1番大学が費用かかるんじゃないの⁉︎

 

この本の中では、大学のイニシャルコストは300万円と言っています。

イニシャルコストの内容としては、

入学金

前期授業料

一人暮らしの初期費用など…

悩める人
やっぱり…高い

 

ここで、先ほど計算した児童手当総額と大学受験までのイニシャルコストの差額 138万円を

大学のイニシャルコストから差し引くと…

300万円 − 138万円 = 168万円

 

つまり、

ポイント

・幼稚園〜大学受験までのイニシャルコスト:児童手当で賄える

・大学のイニシャルコスト:自助努力で168万円準備が必要

 

悩める人
168万円も大金だよ…

 

一見大変そうですが、大学入学までは18年間あるので、月当りに換算すると、

7,500円/月 の貯金で貯まります。

 

悩める人
7,500円の貯金なら、何とかなりそう

 

ポイント

自助努力の168万円は18年間7,500円/月で貯まる。

 

4. ランニングコストについて

次にランニングコストですが、幼稚園〜高校までは日々の生活費の中で捻出できます。

私立幼稚園:37万円/年

公立小中学校:10~15万円/年

公立高校:23万円/年

 

大学のランニングコストは以下の通りです。

国立大学 80万円(7万円/月)

私立文系大学 130万円(11万円/月)

私立理系大学 170万円(14万円/月)

悩める人
いやいや、高いじゃん!

 

やはり大学のランニングコストは高いのですが、

大学入学までにかかっていた塾や習い事のコストをランニングコストにあてることができます。

 

平成28年度 子供の学習費用調査の結果について(文部科学省)

<費用高い箇所を抜粋>

公立に通っている場合 中学3年生 41.6万円

私立に通っている場合 小学6年生 76.4万円

 

この本の中では、塾や習い事の費用をあてれば何とかなると言っていましたが、

大学に通わせるとなると、生活費と貯金からも補填しないといけないと思います。

 

ポイント

これまでかかっていた塾、習い事の費用+貯金+生活費で

大学のランニングコストを賄う。

 

5. まとめ

まず教育費は1,000万円必要になります。

そして今回、この本で言いたかった事は以下になります。

✅ 教育費1,000万円は一気に必要な費用ではない

✅ イニシャルコスト(最初にかかる費用)とランニングコスト(在学中にかかる費用)に分けられる

✅ 特に大学でのイニシャルコストとして300万円準備しておく(児童手当を充てると自助努力18年間で168万円)

 

6. わが家の場合

では、この本を読んでわが家では教育費(大学のイニシャルコスト)をどのように準備しているかをご紹介します。

方針を言ってしまうと

児童手当には手を付けず、ジュニアNISAで160万円を運用する!

具体的に説明すると、わが家には現在3歳息子と0歳娘がいます。

 

3歳息子:ジュニアNISAで年率5% 15年間運用 ⇒ 約330万円

0歳娘:ジュニアNISAで年率5% 18年間運用 ⇒ 約380万円

仮に元本が増えなかった場合:元本160万円 + 児童手当198万円

 

教育費を全て投資で賄うのはリスクが高いのですが、上記の方法であれば、

「300万円以上になればラッキー」となり

仮にお金が余れば、ランニングコストや結婚資金にあてれば良いかなと。

子供たちの口座の資産のため、お金がお金を生む勉強になればと。

 

それでわ。

 

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