こんにちわAGEです🐤
高橋ダンさんの著書2冊を読みました。
「世界のお金持ちが実践するお金の増やし方」
「僕がウォール街で学んだ勝利の投資術」
その中で紹介されている2冊分のテクニカル分析を
ギュギュっと纏めるとざっくり以下のようになります。
【トレンドの確認】
移動平均線、出来高、MACD、ストキャスティクス、ボリンジャーバンド、RSI
【転換を見極める】
MACD、ストキャスティクス
【売り時を見極める】
ボリンジャーバンド
大丈夫です。
ダンさんは難しい表現はしておらず、読めばすぐに手法を使いたくなります。
それをさらに簡単に纏めた内容を紹介します☺
このような方向け
・株初心者の方
・高橋ダンさんの分析手法を知りたい方
・テクニカル分析を復習したい方
それでは、Let's go!!
1. 移動平均線
まず移動平均線を確認します。
移動平均とは、ある一定期間の平均価格であり、
これを繋いだ線を移動平均線と言います。
<出典:僕がウォール街で学んだ勝利の投資術より>
デッドクロス
短期の移動平均線(5日)が、長期の移動平均線(25日)を下に突き抜けた時
= これから下落トレンドが始まるサインの事
75日平均線も突き抜けていれば強いトレンド
ゴールデンクロス
反対に短期の移動平均線(5日)が、長期の移動平均線(25日)を上に突き抜けた時
= これから上昇トレンドが始まるサイン
ダンさんの使い方
チャート上に、100日平均、75日平均、50日平均、25日平均など、複数の移動平均を同時に表示させ、
値動きの傾向を確認する。
ポイント
2. ボリューム・出来高
次にボリュームでどの程度の取引量があったかを確認します。
ボリュームが大きかった日に何が起きていたかを確認することは、トレンドを読むうえでも非常に重要になります。
<出典:Trading Viewより>
例えば上チャートは2020年5月付近のJETS株価ですが、
株価が上昇している時の方がボリュームが大きい = まだまだ買いたい人が多い と判断することができます。
ポイント
3. MACD
マックディーと読み、移動平均線と同じように2つの線が交差し、突き抜けるとトレンドが変化したサインになります。
MACDに利用されている移動平均は直近の価格を重視しているため、現在の値動きへの反応が早い事が特徴です。
一般的な設定
Fast Length = 12
Slow Length = 26
Source = close
Signal Smoothing = 9
ダンさんの設定
Fast Length = 8
Slow Length = 18
Source = close
Signal Smoothing = 6
トレンドを表すサインが早すぎたり、遅すぎたりすることがあるため、
自身で用いる数値を変える必要があります。
<出典:世界のお金持ちが実践するお金の増やし方より>
『1』の部分でデッドクロス+2つの線が下向き=下落トレンドの始まり
『2』の部分でゴールデンクロス+2つの線が上向き=上昇トレンドの始まり
ポイント
MACDで上昇・下落の転換点を見極める!
4. ストキャスティクス
MACDと同様に「2本の線のクロスで値動きの方向の転換を見極める」ことが可能です。
現在の設定(値動きが早い場合)
K = 14
D = 3
Smooth = 3
ダンさんの設定(通常時=値動きが緩やかな場合)
K = 28
D = 6
Smooth = 6
<出典:世界のお金持ちが実践するお金の増やし方より>
%Kが%Dを下から上に突き抜けるとゴールデンクロス、逆の場合はデッドクロスになります。
ポイント
ストキャスティクスで相場の方向を知る!
5. ボリンジャーバンド
中央の線と上下のバンドから構成されており、中央の線は移動平均線、
上下のバンドは標準偏差になります。
ボラティリティが上昇=上下のバンド幅が広がる
ボラティリティが低下=上下のバンド幅が狭くなる
<出典:僕がウォール街で学んだ勝利の投資術より>
通常の使い方
ボリンジャーバンドの中から上に抜けた時は高値になっているため → 売り
下に抜けた時は安値になっているため → 買い
ダンさんの使い方
≪ボリンジャーバンドは売り時を探る≫
①ボリンジャーバンドを上に抜けた時に一部(30~70%)売る
②もっと上に上がればさらに売る
≪ボリンジャーバンドはトレンド確認≫
MACDなどのテクニカル指標が出すサインが正しいかを確認
ボリンジャーバンドの幅が狭い=トレンドが小さい=チャートが示すシグナルが外れる可能性が高い
ポイント
ボリンジャーバンドはバンドの突破を参考にする
5. RSI
歴史的に見て、価格が過大評価されているか、過小評価されているかを判断する時に使います。
一般的な設定
期間=14
上方の帯=70
下方の帯=30
一般的な使い方
RSIが30を下回った時は売られすぎのため → 買い
RSIが70を上回った時は買われすぎのため → 売り
<出典:世界のお金持ちが実践するお金の増やし方より>
ダンさんの使い方
≪長期のRSIを確認し、上限と下限を見極める≫
例えば、過去5年間にRSIが20未満になったことがなければ、20未満になった時に買い
≪50を基準にトレンドを見つける≫
45→55になったら → 買いのトレンド
55→45になったら → 売りのトレンド
ポイント
7. まとめ
どの指標が正しい、重要というわけではなく、色々と照らし合わせながら、
トレンドを見極めていくのだと思います。
株式投資を始めて一番難しいと思ったのが、売り時です。
ダンさんはボリンジャーバンドを売り時に使っているので、しばらく実践してみようかと思います。
ダンさんは本の中で「自分のルールを守ること」の重要性を強調していました。
体験談ではルールを破ったために10分間で7億円の損失を出したとか・・・
感情抜きで自分のルールにのっとり投資を行うことが大切だと改めて認識しました。
テクニカル分析以外にも投資すべきETF、長期積立てのやり方、考え方、
ダンさんの体験談から学べることが多くありましたので、ぜひ一読してみてください。
それでわ。